子どもが暴力から自分を守るために

CAP 〜Child Assault Prevention〜

    (子どもへの暴力防止)

 

〜 WeCANメンパー取材体験記 その 12 〜

 

最近ニュースなどでも耳にするようになった児童連れ去り、いじめ、性暴力、虐待…

“自分達の周りでは起こらない、よその出来事”ではなくなってきています。

私達おとなができることって?

子どもにはどうやって教えたらいいの?

…と考えている人も多いですよね。

豊橋市内の小学校で行われた

子どもがあらゆる暴力(いじめ・誘拐・性暴力・虐待など)から自分の心やからだを守るために何ができるかを学ぶプログラム

CAP”おとなワークショップの体験(見学)取材に行ってきました。

 

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なるほど〜

 まずは、CAPについて、暴力について、

子どもが持っている力についてなど、

 おとなが知っておくべき ちょっと固いけど、大切な事。

教えてもらいました。

気軽な雰囲気の対話形式です。

 

続いて子どもワークショップを体験。

会場の保護者を4年生の児童にみたてて進めていきます。

 

 

 

された子にも、した子にも権利がある。ではどうしたらいい?

 まずは、いじめ。寸劇を交えて、された子、した子、

それぞれの気持ち、権利などみんなに質問しながら

みんなで考えました。

友達と一緒に伝えても大丈夫

 

なりきり児童(参加した保護者)たちも参加して、

自分の気持ちを相手に伝える寸劇です。

周りも引き込まれています。

 

 

 

特別な声の出し方の練習です。(「キャー」は遊びの声に混じりやすく気づかれない)

 つぎは連れ去り、こちらも寸劇を交え、

逃げる時のコツ声の出し方などを実際にやってみました。

実際にやってみる事で、子ども達の自信につなげていくようです。

おとなの受け答えも参考になりました。信じて聞く事は、子どもを孤立させないための大切な事。

 

最後に、信頼できるおとなに相談する場面も

寸劇にして、やりました。

細かいフォローが効いています。

 

 

 

 3つの権利 … 安心 自信 自由

誰もが守られるべき権利…安心・自信・自由

嫌な時は“いや”といっていいんだよ。怖い時は“逃げよう”

そして、それらの事をおとなに“話そう”

笑いもこぼれる楽しい雰囲気です。

 

みなさん、子どもの立場に立った目線になり、

とても興味深く聞き入っていました。

 

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明るい問いかけの対話形式で、終始楽しく話しを聞くことができました。

進行の方と会場がひとつになっているような雰囲気も良かったです。

寸劇をすることによって、子どももイメージをつかみやすいのではないかと思います。

子どもにも自分で自分を守る力があり、

おとなは子どもを管理して守るのではなく、その力を引き出しサポートしてあげる事が必要なのだと感じました。

“権利”をうまく伝えていることと子どもの話しをしっかり聞くことは

子育ての、特に道徳的なことを子どもに伝える時の参考にもなると思いました。

 

 

 

 

CAPプログラム

 

1978年に米国オハイオ州コロンバスのレイプ救援センターで初めて開 発・実施されました。

以来、全米200以上の都市で幼稚園から高校までの授業に採り入れられ、

100万人以上の子どもたちが学校のCAPプログラムに参加したと推定されます。

1986年にはヨーロッパに伝わり、1988年には中南米でも活動が始まりました。

現在では、日本をはじめ世界16カ国に広がっています。

 

 

特定非営利活動法人

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