昏睡体位 (こんすいたいい)
意識を確認し、意識があった場合には、この状態にして救急隊の到着を待ちます。
また、呼吸が回復した場合や嘔吐の可能性のある場合にも、この体位を用います。
1. 救助する人は、倒れている人の脇に、つま先側の膝を 立ててしゃがむ。 2. 倒れている人の肩と腰を持って、手前に寄せる。 3. 下にくる腕を伸ばし、上にくる手をアゴの下にもってくる。 4. 上にくる足の膝をくの字に曲げる。
≪ポイント≫ ○ アゴの下に手をもってくるのは・・・・・ アゴを上げた状態にし、気道を確保している。 嘔吐時に吐物がスムーズに出るようにしている。 ○ 片手を伸ばし、足をくの字に曲げるのは・・・・・ 上体が倒れるのを防いでいる。 |
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口内の清拭 (こうないのせいしき)
口の中を確認し、口の中に血液や嘔吐物などの液状物があって、
気道をふさぐ恐れのある場合に行います。
1. 倒れている人の頭を横に向ける。 2. ハンカチなどを人差し指と中指に巻きつける。 3. 口を開かせ、ゆっくりと、のの字を書くようにかき出す。
≪乳幼児の場合≫ ○ 一本の指でかき出す。
≪ポイント≫ ○ 不用意に指を入れたことにより、口の手前にあったものを 奥に押しこまないように、注意して慎重に行う。 |
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